8月から始まった『GROW』が、先日終わりました。
GROWは、ビジネスを構築するための普遍的な考え方や仕組みを学ぶ、8週間のプログラムとして作ったものです。
ただ今回は、参加メンバーの顔ぶれや、それぞれが今いる場所を考えて、少し特別な形で進めることにしました。
ビジネスの仕組みをどうつくるか、ということよりも、
これまで積み重ねてきた仕事や経験を、これからの人生の中でどう活かしていきたいのか。
そもそも、自分はこれからどんなふうに働きたいのか。
そんな問いを持ちながら、私自身も一人の参加者として取り組んだ8週間でした。
そして終わってみて、ふと思ったことがあります。
人のキャリアの一貫性って、職業や肩書きだけでは見えてこないのかもしれない。
占星術の仕事をする前、
私は長い間、WEBブランディングの仕事をしてきました。
その後、Yokyと一緒に占星術を始めました。
当時は「せっかくWEBブランディングで実績があるのに、なぜ?」と不思議がられたものです。
あるコーチには、「えっ、かよさんまで、そっち行くの? 残念だわ」と言われたことも。
WEBブランディングから占星術へ。
確かに、履歴書に並べたら、なかなか脈絡のない転身に見えるかもしれません。
もっとも、本人に壮大なビジョンがあったかといえば、そうでもなく。
WEBブランディングから少し離れたかったところに、Yokyが現れて、そのまま引っ張られた。笑
そういえば、占星術には「逮捕された2人の男」という、なんとも物騒な名前のサビアンシンボルがあります。
あの頃の私たちは、まさに主犯と共犯だったのかもしれません。😆
さて、占星術を始めてから、私が面白いと感じてきたのは、星が持つ意味そのもの以上に、その解釈の可能性です。
「山羊座だから仕事人」
「この星が強いから得意」
「この配置だから、こういう人」
なるほど、そういう見方もある。
でも、本当にそれだけ?
別の角度から読んでみたら、違うものが見えるんじゃない?
そうやって、いったん出来上がった解釈をほどいて、もう一度組み立ててみる。
それが、私にとっての占星術の面白さでした。
ところが、あるとき気づいたんです。
あれ? これ、WEBブランディングでもやってたやん。
ブランディングの仕事でも、最初から決まった答えがあるわけではありません。
「私はこういう仕事をしています」
「うちの会社の強みはこれです」
そんな言葉を入口にしながら、本当にそうなのか、ほかの見せ方はないのか、一緒に探していく。
扱っているものが、ブランドからホロスコープに変わっただけ。
ずいぶん遠くへ転職したつもりだったのに、仕事の中身は意外と変わっていなかった。
どうやら、肩書きだけが転職していたらしい。笑
でも、ここに面白いことがあると思うんです。
私たちは自分のキャリアを考えるとき、つい「何をしてきたか」で整理しようとします。
WEBデザイナーだった。
コーチをしていた。
占星術を教えている。
もちろん、それも大切な経験です。
でも、その仕事の中で、何に疑問を持ち、何を面白がり、どんなことを繰り返してきたのか。
そちらを辿ってみると、肩書きとは別の一貫性が見えてくることがあります。
職業が変わっても、仕事への関わり方は変わらない。
反対に、同じ職業を続けていても、その仕事に求めるものは変わっていくかもしれません。
だから、キャリアに一貫性があるかどうかは、履歴書だけではわからないんですよね。
そして、もうひとつ。
これまで一貫してやってきたことを、これからも同じ形で続ける必要はあるんだろうか?
今回のGROWで、私はそんなことも考えました。
これまでの経験を活かすというと、つい、その延長線上に次の仕事をつくろうとします。
でも、経験を活かすことと、同じ働き方を繰り返すことは別の話。
自分が面白いと思うことは持ち続けながら、仕事に使う時間やエネルギー、その形は変えてもいい。
今の私は、そこに興味があります。
最近は庭で過ごす時間も増えました。
仕事の合間に庭へ出て、ちょっと雑草を抜くつもりが、気づけばずいぶん時間が経っている。
まあ、こちらはこちらで、なかなか終わりのない仕事ですが。笑
何を仕事にするか。
それと同じくらい、仕事以外の時間に何をしていたいのか。
そんなことも含めて、これからの暮らしを考えてみたいと思っています。
もし、自分の職歴から肩書きを全部消してみたら。
そこには、何が残るんでしょうね。

