イニシエーション~変容のプロセス 覚え書き~

6月 15, 2021 | Diary

久しぶりのブログです。

5月末から射手満月の月食・双子座新月の日食がありました。日本やオーストラリアでは美しい皆既月食がみれましたね。
この「食」のシーズン、あなたはどんな日々を過ごされていましたか?

日食・月食は脱皮・変容のタミングだと言われ、前回の食(2020年11・12月)からのサイクルを振り返り、変化のプロセスを経験した方もいらっしゃったのではないでしょうか?

わたしも大きな変化の中にありました。
今日はそのお話をシェアしたいと思います。
長い話になりそうですが、よろしければお付き合いください。


30代前半、日本にいた頃、働きすぎで寝たきりの病になりました。そこから、考え方・物事の捉え方・食生活はじめライフスタイルを見直すことで、緩やかに回復し、神様に「人生のおまけ」を頂いた。そんな気持ちで生きてきました。(おまけどころか、これからが本番なんですけどね。笑)

オーストラリアで、この大切な家族と生活を守るため、必要とされる人の役にたてるように、頂いた人生を精一杯生きて行けたらいいなと、8年前に娘が産まれてから、休みなくここまで走ってきたと思います。

けれど気がつけば、好きな仕事をしながらも、大黒柱として頑張らなきゃって、また知らず知らずにチカラが入っていたようです。

「ビジネスコーチングしている以上は、収益面の実績も大切」
「ウェルネスの会社をしている以上、健康でいなきゃ」
とか、本人はアドレナリン放出して張り切ってたと思います。笑

詳しくは伏せますが、特にここ2年は、特に大変な思いをすることもありました。
仕事というのは双方のコミュニケーションの上に成り立つので、片側が100%悪いなんていうことはないのですが、一方的なアイデンティティ攻撃にあった上、わたしはそれを黙って飲み込むしかなかったり。

その他のプロジェクトやサイドビジネスでも、穏やかな航海ではない、そんな時期を過ごしました。

人は、問題が起きた時、大変な時、去り際に「その人らしさ」が出るといいます。幾度となくそれらを見てきたし、私自身もその都度「あり方」を自分に問いながら、通り抜けてきました。

2人以上いれば、それぞれの視点から思うこともあるのは当然で
誰がどう、彼がどう、ということは、本当に不毛な時間でしかないと分かっていながらも、誰かに吐き出さずにはいられない。
そんな時間もありました。

渦中にいると、そんなもんですよね。

そんな中で、私を癒し力を取り戻させてくれたのは、占星術の学び、大切な仲間やクライアントでした。

これまでと同じような生き方では、この先うまくは行かない。
少し前に49歳の誕生日を迎え、「50代をどんな風に過ごしたいか」
まだ全く自覚症状はないものの、更年期を迎えるにあたって、余裕を持って楽しく過ごしたい。何を手放すのか、何に時間と情熱をかけたいのか。この1年、肩の力を抜いて考えるつもりでした。

今思うと、物理的に家で仕事をしていても、「仕事と家族」「それぞれのプロジェクト」と、働くフィールドは分離されたものでした。それが、私のエネルギー消耗の原因でもあったし、無理していた部分だったのです。

娘との時間の質も大切にしたいし、夫の夢も応援したい。
家族との大切な時間を過ごすため、それぞれ分離した場所で頑張って働くのではなく、

わたしのフィールドに、家族も仕事もパッションも持ち込んで、エフォートレスに、リラックスして生きていけたら。

そんな事を考えていた矢先、エジプト人のシャーマンとの出会いによって、これまでの価値観を埋葬させる魂のイニシエーションの旅へとでるのですが、そのシャーマンを引き寄せたのは、なんと2年前に撮った私の動画でした。

私のヘルスジャーニーとビジョンを、拙い英語で語る2分程度の動画です。
それをみた彼女は、慌ててカイロから私のビジネスパートナーへ連絡してきて、「あなた達と仕事がしたい」と。

彼女のプロフィール写真をみて衝撃が走りました。
「あぁ。。。ようやく会えた!」懐かしさと大きな安心感に、気がつけば号泣です。

私は、宇宙から地球へ旅立った時の記憶を持っています。

真っ暗な、風も境界線もない、何もなく全てがある、そんな安心できる場所から、放り出された瞬間の心細さ。

地球へ来てからも、仲の良い友達、愛する家族、魂の姉妹達に会っても、ずっと心の奥底では、私の魂は一人でした。

様々な神秘体験、人からのメッセージを通して、何か大切なお仕事をしに来たことはわかっている。
だけど、みなが口を揃えていう「まったく新しいことなのよ。だからそれは、かよさんにしか分からない」という言葉に、自分なりに模索しながらも、地球でこの話ができる人はいないんだろうか?と途方に暮れていました。

色々な可能性を探究していく中で、身軽になるどころか、プレッシャーや重荷を勝手に背負って。

前述にもあったように、「アイデンティティはズタボロで、かろうじて外では笑顔を保っている傷だらけの私」を認めるところから、魂のイニシエーションの旅は始まりました。

シャーマニックなその旅は、古代エジプト、神話、シンボルといった世界を理解する言語が必要で、占星術を学んでいて本当によかった。と感謝しました。

でなければ、何の話をしているのか、何を聞かれているのかさえ理解できなかったでしょう。

開いてもらったアカシックレコードには、私が小さかった頃にみていたビジョンに似たものが映し出されていました。

シャーマンには「あなたは全て知っている、いい加減、知らないふり・見えないふりをするゲームをやめなさい。ゲームをしていることも自分でわかっているでしょう。あなたの本当の力にもう一度繋がりなさい。」

こんなメッセージを繰り返しもらったジャーニー。
はい。やめ時が分からなくなったゲームをしていたことも、知ってました。

ホメオパシーのレメディをとり、小さい頃に自然の中で遊びまわっていたことを、その時にできたタンコブが浮き上がってきたことで鮮明に思い出し、自然の中から沢山のサインやメッセージを受け取っていたことに気づき、

今は、自然の中で多くの時間を過ごすことで、その時の感覚が一気に蘇ってきました。

また、イニシエーションの旅は、世界中から集まった12人の仲間と行ったのですが、お互いの波動やスキルから刺激を受け合い、動物とコミュニケーションが取れる美しい声のシンガーからボイスレッスンを受けたり、自然のエネルギーを体で表現するダンサー、ネイティブアメリカンのドラムで体を震わせ感情を出し切るワーク、思いっきり体を通して感情を体験しています。

私の今までのインナージャーニーは、頭の中、心の中だけで思考を介してやってきただけでしかなく、

体を震わせ、大声を出して、自然に身を委ねて、
まるで動物のように変容するプロセスは、とてもパワフルで、私が人間という動物であることを思い出させてくれました。

傷だらけのカッコ悪い自分を認め、弱さを愛しんで、動物的本能を思い出し、そうする中で、自分の中から出てくる言葉で「全て知っていた」ことを知ったのです。

私は、根っからのSeeker(探求者)、小さな頃からベールのその先が見たくて、ただ知らないものを見てみたい、その先にある真理をのぞいてみたい。そんな好奇心でワクワクする気持ちを満たすこと、全ては繋がってると気づいていくことが、なによりの喜び。

自然や宇宙の真理を理解するための言葉として占星術や、問うスキル、私らしくいれる自然、シェアしていくための場所、全てが私のフィールドの中にあります。

イニシエーションの仲間から、
「かよ、あなたはどれ位大きな声が出て、背はどれくらいなの?」と別れ際に聞かれました。 あなたのパワーはどれくらいあるの?という意味です。


私は自分がどれほど大きな声が出せるのか、まだ聞いたことがありません。

背は大きいし、体の作りもがっちりしている、いわゆる骨太。

足も大きく、日本いた頃は靴のサイズもなく、いつも小さい靴に足を押し込んでいた。日本にいた頃のわたしにとって、靴は窮屈で痛いもので、そのうちに私の長い指は曲がってしまいました。

なんとも象徴的だなと思う。

母は、この規格外の娘を見た時、なんとか日本社会にフィットするように、あれこれ苦心したのは想像に難くなく、それゆえに起きた母娘の心の行き違いに暫く苦しんだこともあったけれど、

今わたしは、自分の暮らす場所にいて、裸足で庭を歩いて、曲がった指を気持ちよく伸ばしてあげることができる。ずいぶんまっすぐになってきた指を眺めながら、50年近く付き合ってきた体の大きさを、今ほど楽しみにしたことはありません。

大きく生んで、大きく育ててくれて、ありがとう♡

ジャーニーが終わって今までにない程、自分自身に程リラックしています。
力が抜けていているのに、エネルギーに満ちていて、まだ先が分からないことの喜びを感じています。

わたしのフィールドに、家族も仕事もパッションも持ち込んで、エフォートレスに、リラックスして生きる。

その中で、今回経験したような変容と力を取り戻すジャーニーを、必要な人にシェアしていく。

そんな理想が、今はビジョンとしてはっきり見えています。


変容と力を取り戻すプログラムの輪郭も見えてきたし、
それを探求してくのも、至極の喜び。

肥沃な庭で木々が育ちたいだけ育つように、わたしのフィールドでエネルギーが気持ちよく流れ、オーガニズムが生まれていく。
それが周りの人たちと影響しあい、ダイナミックな波及効果へ繋がる。
そんなこれからが。



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